第7回日本呼吸理学療法学会学術大会

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大会長 田平 一行

(畿央大学)

このたび,第7回日本呼吸理学療法学術大会を大阪府茨木市の藍野大学において開催させていただくことになりました.本学術大会のテーマは,「呼吸を知る」 といたしました.

前回大会は,岸川大会長のもと「呼吸を診る」というテーマで患者の呼吸状態の変化を捉えるという視点で開催されました.今回は,その状態変化のもとである生理学的な点について立ち返り,その現象のもとを知ることをテーマにしました.

呼吸は大きく換気とガス交換に分けられ,換気障害は,呼吸筋力低下,肺胞や胸郭のコンプライアンスの低下,気道抵抗の増加,そして横隔膜の平低化を代表とする換気効率の低下などが原因となります.ガス交換障害は,V/Qミスマッチ,右左シャント,拡散障害によって生じます.これらいずれの問題があっても,頻呼吸,努力呼吸,頻脈,低酸素血症などがみられ,呼吸困難を呈します.つまり,このような症状・兆候は,呼吸のどこかが障害されていることを示しているだけなので,原因を探り,治療していくためには,その生理学的背景を知る必要があります.つまり,「呼吸を知る」ことが「呼吸を診る」ことの深みを増し,より良い診療に繋がるものと思います.

また現在は,呼吸理学療法のアウトカムとして身体活動量やQOLが注目されています.それは生命予後に影響する事が大きな要因ですが,これらは運動耐容能や肺機能障害,骨格筋機能等の影響を受けます.確かに身体活動量やQOLは重要ではあるのですが,それらを改善するための生理学的な部分にもっと焦点を当てるべきではないかと考えています.そこで本学会では,呼吸器障害および呼吸管理,呼吸理学療法の生理学的な背景,特徴について再確認し,安全で効果的な呼吸理学療法について考えることを目的としました.

今回,各方面でご活躍の先生方から「呼吸を知る」をテーマとしてご講演いただき,呼吸理学療法を実践されている理学療法士にとって,有意義なものにしたいと考えております.また,従来どおり一般演題は口述発表およびポスター発表形式とし,応募者のみならず参加者にとっても日頃の臨床や研究に活かして頂ければと思います.

最後に,全国各地から本学会に足を運んでいただき,様々な学術交流を深めて頂けますよう,学会運営スタッフ一同準備して皆様のご参加を心からお待ち申し上げております.

開催会場

藍野大学
〒567-0012
大阪府茨木市東太田4丁目5番4号

事務局

藍野大学 医療保健学部 理学療法学科内
〒567-0012
大阪府茨木市東太田4丁目5番4号
E-mail:2020jsrpt@jspt.ne.jp
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